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【名前】 ダークレイダー 【読み方】 だーくれいだー 【登場作品】 仮面ライダー龍騎劇場版仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL 【分類】 ミラーモンスター 【特色/力】 飛行能力、バイクモードへの変形、ホイールから発生させる竜巻 【モチーフ】 コウモリ 【契約ライダー】 仮面ライダーナイトサバイブ 【名前の由来】 闇(英:Dark)+ライダー? 【詳細】 仮面ライダーナイトと契約したコウモリ型ミラーモンスターのダークウイングが、「サバイブ-疾風」の力で進化した姿。 ミラーモンスターの中でも小柄だったダークウィングから一回りくらい大型化し、重厚な翼を持った威風堂々した大型モンスターへと強化された。 飛行速度が時速900kmから時速950kmへと強化された他、うさぎの耳のようなダークイヤーはより長くなり、探知できる範囲が70km四方へとパワーアップし索敵能力が増大している(ダークウィング時は50km四方)。 巨大になった両翼には円状のホイールブラスターが装備され、「ブラストベント」を使用することで高速回転させて敵を吹き飛ばすダークトルネードを発動する。 翼の上部にはダークトレースを備えバイクモードに変形した際にハイビームを発射し、900m先にいる目標にもヒットし動きを封じる効果を持つ。 両目のバットアイはミラーモンスターの特性を検知し、翼の突起ダークエッジや脚部の爪ダーククロウから敵を麻痺させたり電磁メスとして敵を切り裂く強力な電磁波を放つ。 口のダークビルからは敵を混乱させる超音波を放つが、これら能力はダークウィング時からも備えているが、それぞれ形状が変化している。 サバイブ化に伴い使用できるカードも強力かつ種類も豊富となり、「ソードベント」「シュートベント」「ガードベント」は全てダークバイザーツヴァイをその目的の形態へと変形させる効果になっている他、上記の通り自身の翼に組み込まれたホイールを高速回転させて発生させる竜巻で吹き飛ばす「ブラストベント」というカードが追加されている。 また、ノーマル時の「トリックベント」はそのまま残っており、サバイブ化で戦闘能力が大きく向上している事もあってより強力なカードになっている。 ダークレイダー自体のAPは6000と2000APも強化された。 機能を見る限り、ナスティベントで発動する超音波攻撃も可能と思われるが、ナイトサバイブのデッキにナスティベントは存在しない。 ファイナルベントで発動する必殺技はバイクモードに変形したダークレイダーにナイトサバイブが乗り込み、ダークトレースから照射したハイビームで攻撃対象を硬直させた後、動きを封じた対象めがけナイトサバイブのマントがバイクごと自分自身を覆って巨大な弾丸のようになり時速900kmへと加速、突進して貫く「疾風断」。 APは8000。 【余談】 玩具での名称表記は「疾風の翼ダークレイダー」。 ドラゴンファイヤーストームと同じく、配慮からか一部のゲームでは拘束ビームで対象を倒す技に変わっている。 バイクモードのベース車両はHONDAのシャドウスラッシャー。 バイクに変形してライダーの必殺技に使われる、疾風弾の演出等から高い人気を持つモンスター。
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ハカセのおすすめコース 2012-11の名前・セット名入力しました。 -- (名無しさん) 2012-11-07 13 40 06 更新ありがとうございます!助かります! -- (福) 2012-11-07 17 47 38
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ジャスミン(英 Jasmine)は、モクセイ科ソケイ属(素馨属 Jasminum)の植物の総称。ソケイ属の植物は世界で約300種類が知られている。 アジアからアフリカの熱帯あるいは亜熱帯地方が原産である。ほとんどの種は白または黄色の花を咲かせる。いくつかの種では花は強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用される。オウバイ(黄梅)もこれに含まれるが、香りはない。 漢名は茉莉(まつり、まり)。サンスクリットのマリカー (mallikā) が語源で、元来は茉莉花(まつりか、まりか)と言った。ただし、マツリカは現在の日本ではジャスミンの1種の和名になっているので注意。 主な香気成分は、ジャスモン酸メチルである。ジャスミンの花には幾つかの香気成分が含まれているが、その中でもジャスミンの香りを特徴付ける独特な香気成分であるcis-ジャスモンは、未だ工業的生産法は確立されておらず、自然の花から抽出し精製するしか方法が無いため、cis-ジャスモンを主原料とした香料は非常に高価である。それと比べ、工業的生産法が確立されているジャスモン酸メチル系の香料は、安価で入手可能で、香水やアロマオイルなどとして一般的に広く出回っている。 熱帯地方原産の植物であるため、中緯度以北では温室が必要な種が多いが、シロモッコウやハゴロモジャスミン、オウバイは耐寒性があり普通に露地栽培することができる。 肥沃で水はけの良い土地を好む。 ソケイやマツリカ、シロモッコウなどはつる植物であるので、支柱が必要である。 支柱があると2~3m程度の高さまで伸びる。 通常は挿し木で増やす。 ほとんどの種が観賞用として栽培されている。 栽培の歴史は古くすでに古代エジプトですでに行なわれていたといわれている。 ジャスミン(ヤースミーン)という語はペルシャ語に由来し、中近東から欧米では女性の名前としても用いられる(ジャスミン (曖昧さ回避)参照)。 ソケイとマツリカの2種については香料原料として大規模な栽培が行なわれている。 ソケイは16世紀中ごろからフランスのグラースで香料原料として大規模に栽培されるようになった。 現在では主な産地はエジプトやモロッコ、インドなどに移っている。 花は夜間に開くので、開ききった明け方に人手により摘み取られ、有機溶媒による抽出が行なわれる。 抽出後、溶媒を除去するとコンクリートと呼ばれるワックス状の芳香を持つ固体が得られる。 これをエタノールで再度抽出し、エタノールを除去したものが、香料として使用されるジャスミン・アブソリュートである。 花約700kgからジャスミン・アブソリュート1kgが得られる。 ジャスミン・アブソリュートを使った香水としてはジャン・パトゥ社の『Joy』が著名である。 マツリカは中国南部、台湾、インドネシアなどで栽培されており、ジャスミン茶の着香に使用される。 マツリカも夜間に花が開くが、摘み取りはまだつぼみの状態の昼間のうちに行なわれる。 これを夜間に花が開き始めたところで、茶葉と混合して着香する。 参照 wikipedia ジャスミン http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%B3 花 販売 花ギフト プリザーブドフラワーギフト ファンシーギフト
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【登録タグ ほ グロイ・アンダーソン 曲 曲は 重音テト】 作詞:グロイ・アンダーソン 作曲:グロイ・アンダーソン 編曲:グロイ・アンダーソン 唄:重音テト 曲紹介 少し電波なオカソンを、テトちゃんに歌って頂きました。 歌詞解説 http //d.hatena.ne.jp/hellear/20090227 歌詞 紅白帽に黒ペンで名前を書いておいたのに 青い夜空の星たちがごしごし洗って消えちゃった 給食のカレーこぼしたら染みが落ちなくなったから 僕はお肉を噛みながら鋏でメッタ切り ぼくらは名前がない、体操服にも書いてない 紅白帽は捨てられない、蟻さんが這ってるから アリサンコワイ アリサンキライ テストの解答に黒鉛で名前を書いておいたのに 名無しになって帰ってくる100点とったはずなのに ぼくだけ名前がない、いいやあるけれど…あるはずだけど 名無しのテストは捨てられない、お直しをして再提出だ センセイコワイ イノコリキライ ロウカハサムイ キョウシツイレテ お道具箱の中で蟻さん飼って餌あげる 本当は怖いけどぼくらは出来損ない以下 そもそもぼくは君じゃない、なりきることはできたけど 代わりに名前を失った紛い物のプログラム キカイニナリタクナイ ボクダッテニンゲンサ やだやだーやだー… コメント 名前 コメント
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クレイミジ タイプ1:じめん タイプ2:ゴースト はにわポケモン たかさ 1.5m おもさ 100.0kg ずかん みぎてには どうきょう ひだりてには ほこを もっている ては じょげに いどう かのう クレイミー⇒クレイミジ
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (.jpg) 基本情報および初期ステータス 攻 2600 防 1300 必要pt 12 売却価格 2400 属性 水 レア度 ★x3 とくぎ - 進化元 - 進化先 クレイズル 極ステータス 攻 防 入手方法 図鑑
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こくはつしゃはなんてなまえ【登録タグ こ ほぼ日P 初音ミク 曲】 作詞:ほぼ日P 作曲:ほぼ日P 編曲:ほぼ日P 唄:初音ミク 曲紹介 7月の選挙を控えて支持母体向けのパフォーマンスいろいろとご苦労さまです。(動画説明文より) 本曲はまたも第266曲目『ねぇねぇ今どんな気持ち?』の使いま・・・・もといセルフカバーであるため(2回目)ナンバリングされていない。 歌詞 (動画より書き起こし) 告発者はなんて名前? 告発者はなんて名前? 世間に実名晒してよ 15人はなんて名前? 今すぐにでも 世界の舞台で勝つためには 甘えたことは言ってられない 体罰やパワハラなどではない 愛のムチと言って貰いたい オリンピックに出られたのは 誰のおかげかわかってるのか 組織に刃向かう裏切り者 早く実名公表しなさい 告発者はなんて名前? 身の程教えてあげなさい 裏切り者許されない この世界では 自分の名前は隠したまま ヒアリングだけはして欲しいと 虫のいい話があるはずない 早く実名公表しなさい こんなわがままを認めていたら 他の競技に示しつかない 悪い影響が広がる前に 早く奴らを黙らせなさい 告発者はなんて名前? 世間に実名晒してよ 15人はなんて名前? 今すぐにでも 7月の選挙が近いから スポーツ界に恩売っておきたい 世間から何と見られようと 体育票だけで当選できる オリンピック招致を前にして ヤバイ火種は消しておきたい 余計なことすれば晒し首だと きっちり見せしめておかなければ 告発者はなんて名前? 身の程教えてあげなさい 裏切り者許されない この世界では ところで 告発者はどんな気持ち? 「被害者」面したお前らを 引きずり出し晒してやる 首洗ってろ コメント 名前 コメント
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夢でもし会えたら、とは恋愛ドラマやラブソングにありがちな詞で、浮かれた恋人たちにとってはお約束の会話だと思っている。 およそ僕なんかには無関係だなんて言うと、同情めいた眼を向けられて、少しばかり寂しい気持ちに苛まれてしまうのだが。 まあ、事実なんだから仕方がない。そう自身に言い聞かせて、今まで無理に納得してきた節がある。 「きみね、もう少し身なりに気を配った方がいいよ」 人が思い耽っているところに、このお節介な旧友は、いつも空気を読まず何かと指摘してくれる。それは実際のところ非常に恵まれたことなのだろうが、僕にとっては、まったくもって余計なお世話だ。 仕事の手を止めることなく横目に睨むと、白崎はいつものように薄ら笑い、肩を竦めて見せた。 「そういうのは感心しないよ、槐くん。客商売で愛想が悪いって、致命的だと思うんだけどね」 「……不景気な顔は生まれつきだ。だから店の方は任せているんじゃないか。おまえは僕と違って表情が豊かで話し上手だし、なにより人当たりがいいからな」 「いやいや、とんだ買いかぶりとご謙遜で」 吐息して、白崎は腕を組む。「僕は人並みだよ、何事につけてもね。だけど、きみは世間一般的に、美男子に分類されると思うよ。それも、かなり上位の」 そうだろうか? 正直、自覚はない。道行く他の男のファッションに注目することも、メンズ雑誌をじっくり読んだりすることもない。 流行など一過性の病みたいなものだし、テレビに映る俳優と自分を引き比べて劣等感を覚えるなど、大いに馬鹿げたことだとも思っている。 そもそもが、内向的な性分なのだ。であるから、身だしなみに対する興味が薄れるのも、ごくごく当然と言えよう。 「薔薇水晶たちだって、鼻高々みたいだよ。学校じゃあクラスメイトに、きみを自慢してるらしい」 「あの娘たちが、僕なんかをかい?」 「いちいち歯がゆいなあ。いいかい、女子高生の娘を持つ世のお父さん方は、およそ中年太りが気になりだす年齢だ。髪の薄さも心配になってくる。晩婚だとしたら、そろそろ加齢臭なんかも……」 「引き比べると、僕は若作りでガキっぽいと?」 「おまけに筋骨隆々って感じでもないし、だいたい、年齢の割に貫禄が足りなさすぎるよねぇ」 好きに言ってくれる。歯に衣を着せるという喩えを知らないのか、こいつは。……ああ、そうだったな。昔から、こういう男だった。 だが、体格ばかりは仕方があるまい。時間は否応もなく、この身に積もり続けているのだ。いつかはその重みに負け、立って歩けなくなるのも、抗えない自然の摂理だ。 それに、僕の生業はビスクドール製作。環境技術やIT産業など、経済新聞の紙面を賑わす業種ではない。どちらかと言えば伝統工芸に位置する。 これでプロスポーツ選手のような肉体を維持しようなどとは、寝言にしても酷すぎる。洒落にもならない。 「結局のところ、おまえは何が言いたいんだ?」 「つまり、女子高生にとってダンディーなナイスミドルは、羨望の的ってことさ」 知らず、温い笑みがこぼれた。僕のイメージするナイスミドルのダンディーと言えば、チャールズ・ブロンソンとか、アラン・ドロンとか……。 そこにいくと、僕はただ背が高いくらいで、情けないが『渋味のある男くさい魅力』を感じさせないのではないか。 「実を言うと、ビスクドールの製作というのも、あまり威張って話せるものじゃないかと案じていてな。あの娘たちが、肩身の狭い想いをしてはいないかと」 「……きみね、それは卑屈すぎってものだよ」 さすがに呆れられた。「きみは自分の仕事を、その程度だと感じているのかい? 口にするのも憚られる、さもしい作業だ……と」 まさか。僕にだって、二人の娘を持つ父親としての自尊心はある。職人としての誇りもだ。ドールを創る仕事には尊崇の念すら抱いている。 我が師ローゼンの元で、仲間たちと切磋琢磨しながら一心に学んだ日々を、他の誰にも愚弄することは許さない。 もちろん、僕がこの手で生みだしてきた人形たちも、深い愛情と情熱、確たる自信をもって世に送り出してきたと断言できる。 そう返すと、旧友は人好きのする笑みを浮かべた。「だと思ってたよ」 そして、僕の肩をテンポよく軽やかに叩いた。 「使い古された表現だけどね、蛙の子は蛙だよ。職人の子は、やっぱり職人の血と魂を宿しているものさ。男子も女子も区別なく」 「おまえは、どうなんだ?」 「僕には、そういう血が流れていなかったからね。まあ、それを職人になれなかった言い訳にはしたくないけど。でも、きみは違うだろう? きみの娘たちもね」 確かに、もう他界した僕の父も職人だった。もっとも、造っていたのは革靴だったが。親父の造る靴は、足に馴染んで履きやすいと評判で、誰もが欲しがった。 いろいろな道具を使いこなし、魔法のように素晴らしい靴を生みだす親父の仕事を子供ながらに格好いいと思い、職人の世界に憧れたものだ。そして今、僕はその世界にいる。 「……おまえの高説どおりだとしたら、あの娘たちも、僕に師事したいと言いだすんだろうか」 「さあ、どうだろうね? だけど、雪華綺晶も薔薇水晶も、いい感性を宿しているとは思うよ。どんな分野に進もうと、磨けば光るはずさ」 「是非とも、そうであって欲しいな。ただ、父親としては、いつまでも幼い子供のままでいてもらいたい心境だが」 「どのお父さんも一緒だよ、それは」 白崎は笑って、踵を返した。「さてさて。店の掃除でも、してきますかねぇ」 なんのことはない、手空きになって話し相手が欲しかっただけだったらしい。この男は昔から話し好きで、話題も豊富だった。初対面の相手でも――特に女の子とは――すぐに仲よくなったものだ。 どちらかと言えば口下手で奥手な僕とは、対照的である。だからこそ今も、こうして付き合いが続いているのかも知れない。似た者同士だったら、きっと鼻持ちならなくなっていただろう。 ――そう言えば、と思い返す。とある女性の笑顔が、僕の脳裏にありありと甦ってきた。彼女と打ち解けたのも、白崎の方が先だった。 僕は初めて会ったとき、彼女に無愛想で失礼な接し方をしたらしい。らしい――と言うのは、実のところよく憶えていないからだ。あのときの僕は、熱に浮かされたように朦朧としていたから。 ずっと後になって、彼女にその話を聞かされ、顔から火が出るほど恥ずかしく思ったものだ。 「もう、干支が一回りしてしまったのか」思わず、呟いていた。 「時の経つのは、本当に早いものだよ……アリス」仕事の手は、止まっていた。 アリスは十二年前に他界した僕の妻であり、師ローゼンの一人娘であり、共にドール製作で技を磨き合ったライバルでもあった。 その女性ならではの丁寧さと繊細なデザインセンスには、見習うべき点も多くあったし、嫉妬させられることも同じくらいに多かった。 見目麗しく、けれど傲り高ぶることないアリスは、師をして至高の乙女と言わしめたほどだ。 まあ、親の欲目も多分にあっただろう。僕も親になって、それが解るようになった。僕にとって至高の乙女と言えば、雪華綺晶と薔薇水晶に他ならない。 「僕には、きみが目標だった。はっきりと口にしたことは、なかったと思うが」 そう。僕らは互いを強く意識し合っていた。僕はきみを、きみは僕を、少しでも上回りたいと研鑽していた。 けれど、僕らは決して啀み合わなかった。同門の徒だから、というだけが理由ではない。たぶん、目指す場所は同じでも、創作の方向性に違いがあったからだろう。 喩えるなら、山に登るようなものだ。いずれ立つ山頂は同じだが、僕らの登山ルートは違った。その上で、どちらが先に登り詰めるか競争していたのだ。 僕らの歩みは、ほぼ互角。どちらが勝ってもおかしくなかった。いや……無我夢中に山頂を目指す僕とは違い、きみは夢中なフリをしていたのかも知れない。 ほぼ同時に頂上へと辿り着けるように、アリス……きみは歩みを調整してくれてたんじゃないのかい? もう確かめようがないことが、僕を苦しめる。彼女は不器用な僕のために、決断を促すための舞台を用意してくれたのではないのか。 四苦八苦の末に辿り着いた山頂には、あらかじめ用意されていたかのような出逢いがあった。 そして僕らは、回りくどすぎるほどの回り道を経て、やっと特別な感情を抱き合うことができた。 「思えば、何もかもが、あっという間だったな」 二人の娘に恵まれたことも、きみとの永遠の別れも、それからの日々も……本当に、あっという間だった。 彼女たちが学校に通うようになり、こうして工房で独り作業に打ち込むようになり、やがては孫に『おじいちゃん』などと呼ばれるようになるのも、すぐのことだろう。 それが、連綿と続いてきた人の営みだ。抗うつもりもないし、僕はこれからも粛々と生きてゆくだけ。それでいいのだ。 ただ―― ただひとつ、神がなんでも願いを叶えてくれるのなら―― 僕は、こう望むだろう。僅かな時間でいいから、僕を過去に戻してくれ、と。アリスと初めて出逢う、その直前に。 そこで僕は、現在の僕にしか果たし得ない役割を演じたいのだ。 ふと、店の方が騒がしくなり、僕の思索も止まった。 どうやら、愛娘たちが学校から帰ってきたらしい。白崎の冗談に、黄色い笑い声が続く。僕が最も安らぎを覚えるひとときだ。 「もう、そんな時間だったのか」 今朝から、随分と打ち込んでいたようだ。そう言えば、昼ごはんを食べ忘れていた。また、薔薇水晶に怒られてしまうな。 ともかくも、一息入れるとしよう。僕は腰を上げて、店舗を覗き込んだ。 「あ……お父さま。ただいま」 「いま帰りましたわ。すぐにお茶の支度をいたしましょう」 「ああ、お茶汲みなら僕に任せておいて。きみたちは、ゆっくりしてるといい」 白崎は娘たちとの雑談を止めて、奥の居住スペースに踏み込んでいく。いつものことだから、雪華綺晶たちも御礼を言って見送るばかりだ。 爽やかに笑う娘たちを眺めて、思う。綺麗になった。そして、ますます面差しがアリスに似てきたな、と。 それが無性に嬉しくもあり、いつか訪れる別れが怖くなったりもする。この娘たちも年頃だ。そう遠くない内に、誰かと恋をして、僕とアリスが作った巣から飛び立ってゆくのだろう。 僕はまた、アリスと別れなければならないのか……。それが、我が娘に重ねた幻影に過ぎないとしても、やはり……少しだけ、胸が痛い。 「お父さま?」薔薇水晶が、不安げに僕の顔を見上げていた。「なんだか……苦しそう」 心配させてしまったらしい。 「そうかい? 別に、なんともないよ。きみは心配性だね」 僕は笑いかけ、薔薇水晶の頭を撫で、雪華綺晶の肩を抱き寄せた。アリスを失ってから今日まで、ずっとそうしてきたように。優しくて力強い、包容力のある父親を演じる。 それが強がりの空元気だと、付き合いの長い白崎にはバレているらしいが……ヤツも気を利かせて、何も言わない。そこは感謝している。 「さあ、カバンを部屋に置いてきなさい。それから、みんなでお茶にしよう」 「はーい」 「はぁ~い」 二人とも、素直でよろしい。娘たちは足取りも軽やかに、階段を昇っていった。 その暫く後、厨房の方から「お父さま、またお昼食べてないー」と、薔薇水晶の文句が飛んできた。やはり怒られてしまったな。 頭を掻き掻き向かった厨房で、薔薇水晶に哀しそうな顔をされてしまった。 「お父さま……ばらしーの作ったサンドイッチなんて……食べられない?」 「そんなことは、ありっこないよ。ごめんごめん。つい作業に熱中して、忘れてしまったんだ。これから食べるから、機嫌を直しておくれ」 「……うん。あっ! お姉ちゃんは食べちゃダメっ! これは、お父さまのサンドイッチなのっ! ダメだってばー!」 「モグモグ……ウマー♪」 賑やかなお喋りに、僕の頬はほころんだ。いつもどおりだ。アリスが残してくれた、そして僕が守ってきた細やかな幸せが、今もここにある。 だが、やはり僕は思ってしまうのだ。神が、ひとつだけ願いを叶えてくれるのならば……。 夢でもし会えたら、とは恋愛ドラマやラブソングにありがちな詞で、浮かれた恋人たちにとってはお約束の会話だと思っている。 だから、僕はアリスに出逢う直前の自分に言ってあげたい。もっと勇気を出して、素直になれ。夢を見る時間があるのなら、その間も惜しんでアリスと一緒にいてやれ。 そして……僕が彼女にあげられなかった分まで、僕の代わりに幸せを与えてあげてくれ――と。それだけを、あの頃の僕に伝えたいのだ。 〆
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あ